水子供養に関する疑問:供養はいつまで続けるべきか

水子供養を行い、以降はお地蔵さまにお参りをするといった形で供養を続けている人もいます。
供養する期間について迷っている人もいるかもしれません。
水子供養はいつまで行うべきかについてお話していきます。

●水子供養はいつまでし続けるといった決まりはありません

いつまでという結論からいうと水子供養自体に期限は無いと考えてください。
水子供養はお父さん、お母さんたちで供養したい、お参りしたいと思った時に地蔵様にお参りするものです。
先祖へのお墓参りと同様、水子地蔵へのお参りも行こうと思った時に行くのが適していますし、いつまでお参りし続けなければいけないという決まりはありません。
毎年お地蔵さまにお参りし続けるという人もいますし、一度、供養自体はしたものの数年後に思い出してお参りに訪れるという人もいます。
お参りに行こうと思ったタイミングでお参りに行くと良いでしょう。

お参りをしなくなったら祟りはあるのでしょうか?

水子供養をしてその後、水子地蔵様へのお参りを続けているという人もいますが、特にお参りに行っていないという人もいます。
お参りに行っていない人の中で「供養やお参りに行かないと祟りがあるのでしょうか?」という疑問を持つ人もいるようです。
水子は一度水子供養を行っているようであればお地蔵さまが水子を成仏する形で導いてくださっていますので、お参りに行きたい時に行くという形で構いません。
お子さんのご冥福を願う事で赤ちゃんの気持ちもうかばれることでしょう。

祟りや罪悪感は考えずに成仏を願いましょう

逆に「祟りがあるから供養した方が良い」という理由で供養を続けているようであれば赤ちゃんの気持ちも浮かばれなくなるのではないでしょうか。
水子供養を検討する人の中には祟りがあるという話を見聞きして調べているという人もいるかもしれません。
祟りが起きるという理由で供養を行うのではなく、亡くなった赤ちゃんが無事天界へ旅立ってほしい、無事成仏をしてほしいという「子を想う親の気持ち」をもって供養をしていただきたいと思います。
親としての責任、罪悪感よりもまずはお子さんの成仏を願ってください。

お寺で供養をするだけが供養ではありません。

水子供養はお寺でお願いしなくてはいけないというイメージがあると思います。
確かにお寺での供養も必要かもしれませんが、中には経済的な理由により供養を行えていないというケースもあるかもしれません。
水子供養は強制ではないのですが、亡くなった赤ちゃんは一度はこの世に生を受けているのは事実です。
お子さんのために成仏してほしいと願うのは親としての役割になるのではないでしょうか。
もし、経済的に水子供養を行うのが難しいという場合は、お寺にお参りに来た際に我が子の成仏を願うという方法でも良いですし、寺院内の水子地蔵があるようでしたらお地蔵さまに手を合わせる形で供養されてみてはいかがでしょうか。
我が子の供養を願う、その気持ちだけでもなくなった赤ちゃんは喜んでくれるのではないかと思います。

水子供養を検討している時はお墓へご相談を。

水子供養を検討している場合、お寺で供養を行っています。
神社での水子供養は行っていません。
もし普段からお付き合いのある菩提寺さんがいらっしゃるようでしたら、相談してみてください。
菩提寺にお願いして供養してもらえることで、先々、自分が他界した時に一緒のお墓に入れてもらい供養してもらえるからです。
菩提寺さんが無いという場合、水子供養をしてもらえるお寺を探して申し込みを行います。
お寺によっては水子供養は行っていないという場合もありますので、まずはご確認の上、供養内容や費用などを含めて検討してみてください。
亡くなったご先祖を供養していくのと同様に、水子の霊もいつまでといった期限はありません。
思い立った時にお参りをしてあげてください。