水子供養を行ってくれるお寺の選び方

水子供養を行う際は、お寺にお願いをして供養をしてもらいます。
お寺を選ぶ時はどのような点に注意すればよいのでしょうか。
水子供養を行う際のお寺の選び方について解説していきます。

水子供養はどこのお寺にお願いするべきなのか

お子さんを身ごもって誕生する前に流産や中絶、死産をしてしまう事もあるかもしれません。
お子さんの誕生を願っていたお父さん、お母さんの気持ちは計り知れない悲しみがあると思います。
亡くなってしまったお子さんのご冥福をお祈りするのが水子供養です。

水子供養はお寺で行われます

水子供養はお寺で供養をお願いする事になります。
水子地蔵様に亡くなった赤ちゃんの魂を託して天に導いてもらうのです。
神社では水子供養は行っていません。
死に対する捉え方が神社と寺院では違ってきます。
供養という言葉は仏教の言葉なので寺院では使いますが、神道(神社)では使いません。

 

宗教によっては水子供養を行わない場合もあります

お寺にはそれぞれ宗派があり、宗派により違いが出てきますj。
例えば浄土真宗では扱いや考え方が違ってきます。
浄土真宗では、赤ちゃんがお母さんの体の中で命を宿した時点で一人の人間として扱われます。
この世に誕生した命は全て阿弥陀様が救ってくださっているという考えから、水子供養を行うという事はしていません。

 

水子供養のお寺の選び方

お寺によっては水子供養を行っていない場合もありますので、事前にお聞きしてみるのが良いです。
水子供養をお願いするお寺を選ぶ際には、以下の選び方を参考にしてください。

 

お付き合いのある寺院がある場合はまず相談してみる

普段から菩提寺としてお世話になっている寺院があるようでしたらまずご相談してみてください。
普段からお付き合いがあってお互いが知っているという信頼関係があるお寺があるならそこにお願いするのが一番です。
後々、自分が亡くなった際に一緒のお墓に入れてもらえるといった事も相談できます。

 

水子供養に伺いやすい場所かどうか

もしお付き合いのある寺院が無いという場合はネットで探す事になると思いますが、伺いやすいエリア内で探すようにします。
遠方で行きにくい場所はおすすめしません。
水子供養を行った後も、寺院内の水子地蔵様へお参りに行こうと思う事もあるかもしれません。
遠方だと行きたいけれどなかなか行く事が出来ない、自分なりに供養しきれてあげていないのでは?という後悔の念が出てくるかもしれません。
お地蔵様にお参りが行ける場所で選ぶと良いでしょう。

 

供養内容や費用を確認する

一般的に寺院にお願いする際はお布施を納めるという事が多いですが、水子供養の場合はある程度金額が決まっているという寺院も多いです。
卒塔婆(そとば)供養や戒名授与・地蔵奉納の他、写経や読経など、行う供養内容に違いが出てきます。
一般供養の他に納骨をするか、永代供養をお願いするかなど供養内容によって費用が変わってきます。
寺院の供養方法や費用を確認の上、決めると良いでしょう。


実際に寺院を訪ねてみて決めるのがおすすめです ある程度ここのお寺はどうだろうか?と候補が決まってきたら実際にお寺に行ってみる事をおすすめします。
寺院の雰囲気や方針を拝見できますし、実際に住職にお会いできる時間があるようでしたらお話を聞いてみると良いでしょう。
寺院の雰囲気、そして住職の印象が良いと感じる事が出来たら安心して供養をお願いできそうですよね。
納得のいく寺院で水子供養をお願いしましょう。

 

寺院によって水子供養の考え方が違う場合もあるので詳しくはご確認を

水子供養をお願いする寺院が決まったらお願いをするのですが、寺院によって方針が違います。
とある寺院では合同法要となり毎日行われているので予約は不要というところもありますし、別の寺院では個別に行うので予約が必要という場合もあります。
当日の服装に関しても同様で、平服でも構わないという寺院もあれば通常の法要と同様の服装でいらしてくださいとお願いしている寺院もあります。
水子供養をお願いする際に確認をしてみると良いでしょう。