お宮参りの服装やマナーについて

赤ちゃんが生まれた後にある初めての大きなイベントと言えば”お宮参り”。生後1ヶ月間の赤ちゃんは免疫力が非常に低いので、基本的に外出はしません。お宮参りは生後30日が経って、安心して外に出られるようになってからお寺や神社に足を運び、家族で赤ちゃんの健康を願うもの。

ベテランママさんは問題ないと思いますが、初めての方は何を準備すればいいのか、どのような服装で参加すればいいのか、など色々と分からないことが出てくると思います。そんな新米ママさんたちのために、この記事では、お宮参りでは「これだけ知っておけば大丈夫!」といった基礎知識をご紹介します。お宮参りを控えている方はぜひ参考にしてくださいね。

1.お宮参りをする意味

お宮参りは、恐らくほとんどの家族がすると思うのですが、一体何のためにするのでしょうか?

お宮参りをする意味としては、赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を願うこと。御祈祷してもらう場合と、参拝だけの場合があるのですが、御祈祷してもらう場合は、お金を包む必要があります。ちなみに5,000円〜10,000円が相場です。”お気持ち分”という形をとっている場所もありますが、すでに金額が設定されている場所もあるので、事前に問い合わせておくといいでしょう。

2.お宮参りの日取り

地域によって多少違いはありますが、一般的にお宮参りの日取りは男の子であれば生後31日目、女の子であれば生後32日目と言われています。

ただ、仕事の都合や赤ちゃんやママの体調も考えないといけないので、「絶対にこの日じゃないといけない」と意気込む必要はありません。生後30日前後で都合のいい日にちを選びましょう。まだまだしきたりに倣うべきだと言う方もいるので、日取りを決めたら両家に報告を入れておくと安心です。

3.お宮参りのマナー

一昔前までは、お宮参りといえば赤ちゃんの祖父母にあたる人も参加していましたが、最近では親御さんと赤ちゃんだけで済ませる家族も増えてきています。各家庭によって変わってくるとは思いますが、大掛かりなイベントにする必要はないので、あなたがどういった形を希望しているか家族に話してみてください。親子だけで済ませる場合は、後日写真をプレゼントしてあげると喜ばれるでしょう。

4.お宮参りの服装

親も子も正装に身を包みます。一生の写真として残るので、服装には気合いを入れましょう。

■親

男性はスーツ、女性はスーツやワンピース、着物を着ておけば間違いありません。着物を着るのであれば、訪問着・色無地・付け下げが一般的です。もし両家を呼ぶ場合は、服装の格は揃えていた方がいいので、どのような格好で来るのか事前に相談しておきましょう。誰か一人が貧相に見えないように、バランスが大事です。ただ、お宮参りはあくまでも赤ちゃんが主役なので、大人たちが目立ちすぎないようにしましょう。

■赤ちゃん

赤ちゃんには祝い着やベビードレスを着せてあげるのですが、まだ体温調整が上手にできないので、真夏や真冬にお宮参りになる場合は親が体調管理をしっかりしてあげてください。

お宮参りの写真でよく見ると思うのですが、お母さんの肩から祝い着が吊るされて赤ちゃんの上にかぶせていますよね。日本のしきたりでは、母方の実家が用意することになっていますが、最近ではそういった風潮は薄れてきています。着せるのは少し手間がかかりますが、写真映えがいいので未だに非常に人気です。ただし、費用は高額になってきます。

ベビードレスはお宮参り以外にも、お祝い事の時に着ることができるので祝い着に比べると登場回数が多いでしょう。また、安いものであれば5,000円以下でも手に入れられるので比較的お手頃です。

ただ赤ちゃんはすぐにサイズアウトしてしまうので、素敵なベビードレスを買ってあげたいと思っても躊躇してしまいますよね。「せっかく高いドレスを買ったのに、結局1回しか着なかった」という事態が起こることも珍しくありません。そんなときにおすすめしたいのがレンタル。レンタルであれば購入するよりはずっと安い金額で素敵なドレスを着させてあげることができるでしょう。祝い着のレンタルももちろんしているので、チェックしてみてください。

5.まとめ

お宮参りには特に細かいルールはないのですが、両家への報告などはきちんと事前に済ませておきましょう。時代は変わってきて、古いしきたりは少しずつ薄れていってはいますが、もちろんまだ大事にしている人もいます。気持ちよくお宮参りをするためにも、事前準備はしっかりとしておきましょう。

大阪にある常光円満寺は、水子供養をはじめ、先祖供養や厄除け祈願、安産祈願などを行っています。お宮参りで訪れる方も多くいらっしゃいます。より多くの方を受け入れるために、休みなく毎日お宮参りの厳修をしています。常光円満寺のお宮参りは産後のママさんや赤ちゃんに負担がかからないように完全予約制になっているので、希望される方はお早めにご連絡ください。