先祖供養の正しいあり方とは

先祖供養をしたいと思っている人のために、この記事では先祖供養の意味や正しい供養方法についてお話していきます。正しい知識を身につけると、自分自身で先祖供養の依頼先を見極める力をつけることもできますよ。

先祖供養とは?

先祖供養とは文字通り、先祖の霊を供養することです。

”先祖”というと、どこからどこまでが先祖なのか、その定義が難しく感じるかもしれませんが、その家系の一番初めの人から亡くなった全ての人のことを指します。つまり両親などの身近な存在でも、亡くなった時点で先祖になります。

先祖供養は、一般的には、お寺でお経をあげてもらったり、お墓参りに行ってお墓の前で手を合わせたりすることを言うのですが、実に様々な方法があります。

先祖供養の目的は、自分に命を繋いでくれた先祖へ感謝をし、冥福をお祈りすることで、これからもその命や伝統を後世に繋いでいくことです。供養をしなければ呪われる、というようなことはありませんが、一つのけじめとして先祖供養はきちんと行うことをおすすめします。

正しい先祖供養の方法

先祖供養をしたいと思っても、何をしていいのか分かりませんよね。
そこでこの章では、正しい先祖供養の方法を4つご紹介します。

1.お寺

お寺で行う先祖供養の代表例は、四十九日や一周忌、三回忌などの年忌法要などです。

この他にも永代供養や開眼供養などもありますが、どこまでするかはお財布と相談して決めるといいでしょう。

僧侶にお経を唱えてもらうことで、亡くなった人が安心して成仏することができるので、特別に大事な日と言われる初七日と四十九日、一周忌と三十三周忌はお寺で先祖供養してもらうことをおすすめします。

2.自宅

亡くなった人の魂は、自宅に置いてある仏壇の中にいます。毎日新しいお水を供え、線香をあげて手を合わせることがご先祖にとって一番嬉しい供養ではないでしょうか。

1日の中で少しの間でも想いを馳せることで、この世に確かに存在したという証になります。思い立った時にいつでも供養することができるので、あまり気負わず、日常の中に組み込むといいかもしれません。

3.お墓参り

お墓参りも大切な先祖供養の一つです。

お盆やお正月に家族揃ってお墓参りに行く家も多いと思うのですが、お墓の前で手を合わせて先祖とお話する時間を設けましょう。心の中での会話になりますが、お墓参りの帰り道は、不思議と心が清々しい気持ちになっていませんか?言葉で上手く表すことができずとも、そう感じる人は多いようです。

遠方に住んでいてなかなかお墓参りに行けない、という人は、自宅に小さな仏壇を作りましょう。大切なのは、先祖を想うその気持ちです。

4.手元供養

様々な事情でお寺に行けない、家に仏壇をおくことができないケースはあると思います。そういった場合は、個人の遺灰をペンダントか何かに入れたり、遺骨を大切なボックスに入れて自宅保管したりといった方法もあり、この方法を手元供養と言います。

手元供養は常に故人のことを身近に感じることができるので、そう言った意味でも検討される方が多くいらっしゃいます。

繰り返しになりますが、何よりも大事なのは、先祖を想う気持ち。どんな方法であれ、生活の中で先祖に感謝することを忘れず、健康でいることを報告するだけで充分な供養になります。

悪徳商法に注意

インターネットで”先祖供養”と検索すると、色々な団体が出てきます。大事な人を亡くした後は精神的に弱っていることが多いので、わらにもすがりたくなる気持ちも分かります。しかしその状態を逆手に取り、法外な費用を請求する人が一定数いることも事実ですので、しっかりと気を強く持ち、きちんと下調べしましょう。

「●●寺と書かれているのに、実際に行ってみたらお寺ではなくマンションの一室だった」といったこともあるので、注意しなければいけません。どこかに先祖供養を頼みたい、というのであれば、きちんとしたお寺を選びましょう。

まとめ

どんな方法であれ、先祖を想う気持ちさえあればいいのですが、上記のような人たちにだけには注意しましょう。弱った心に漬け込まれる前に先祖供養についての正しい知識を身につけましょう。

大阪にある常光円満寺は、水子供養をはじめ、先祖供養や厄除け祈願、安産祈願などを行っています。特に水子供養に力を入れているのですが、先祖供養のために訪れる人も多くいます。

「すぐに供養してあげたい」そんな依頼主様の気持ちを一番に大切にしているので、休みなく毎日受け付けています。個別供養のみの完全予約制になっているので、先祖供養希望の方はお早めにご連絡ください。