ニュースでよく見かける納骨堂って?お寺の納骨堂について調べてみました

お寺にある納骨堂とは?

ご遺骨をお墓に納めるという選択肢もありますが、ここ最近では納骨堂を選択肢に入れている人も増えてきています。
納骨堂では公営、民間、お寺の運営がありますが、お寺の納骨堂はどのようなものなのでしょうか。

 

納骨堂とは?

ここ最近では新しいお墓の形として納骨堂が注目されています。
納骨堂は建物内にある納骨壇のスペースにご遺骨を納める方式で、納骨堂もお墓の内の一つです。
建物内での納骨となりますので、雨の日でもお参りがしやすく、費用もお墓を新たに作るよりも安く契約できますし、お墓を管理する必要もないといったメリットがあります。


納骨堂の今と昔

納骨堂はここ最近、よく聞かれるようになった言葉だと思いますが、実は納骨堂というのは昭和の頃からありました。
寺院の敷地内に納骨堂があり、当時、納骨堂はお墓を立てるまでの間、一時的に寺院の方でご遺骨を預かっているという利用方法が一般的でした。

 

▼現代の納骨堂は事情が変わりつつあります


以前は一時的預かりという方法でしたが、ここ最近では永代供養の契約も出来るようになっている納骨堂の方が増えてきています。
お墓の管理に関しては、核家族や少子高齢化が続いている影響により、お墓を継ぐ人がいないといった人にとっても安心して契約できるお墓へと変わってきました。
自分の代で墓じまいを行い、納骨堂へ改葬(お墓の引っ越し)を行う件数も増えてきているのです。

 

お寺の納骨堂が選ばれる理由


先述していますが、納骨堂には大きく分けて3種類の納骨堂があります。

 

・寺院納骨堂 
お寺による運営の納骨堂

 

・公営納骨堂
自治体で運営されている納骨堂
費用が良心的なので申し込みの競争率は高いです。

 

・民営納骨堂
宗教法人・財団法人・社団法人などの民間業者による運営です。

民間は若干お値段が高いですが、様々な契約内容があるので、ご自分で納得のいく供養方法を選べます。

 

▼お寺の納骨堂の良いところ


寺院運営の納骨堂に関しては「安心感がある」と感じている人も多いです。
例えばお墓を建てるとかなり費用がかかるのでお墓は無理だけど供養はしっかりとしてほしいと希望される人もいます。
供養に関してお寺は専門といえるので、お寺の納骨堂をあえて選ぶという人もいるのです。

 

お寺の納骨堂を探すポイント


納骨堂はコインロッカー型のコンパクトなものから仏壇型、カードキー管理でお参りできる自動搬送型など様々な納骨堂があります。
一霊だけを希望している場合はロッカー型でも問題ありませんが、家族で入る契約をしたいという場合、何人分(霊体分)が可能かを確認の上探してみると良いでしょう。

 

▼場所、契約内容を確認


お寺の納骨堂を探してみる時にネットを利用すると思います。
この時、どのような契約内容か(〇年で永代供養になるなど)そしてどのくらいの費用か、場所はお参りしやすい場所かなどを確認しておきましょう。

 

▼実際にお寺に行ってみる事をおすすめします


納骨堂の候補がある程度決まったら実際に寺院に行ってみる事をおすすめします。
実際に行ってみてお寺の環境や住職と可能であればお話をしてみて雰囲気を確認してみた方が決定しやすいです。


お寺の納骨堂は檀家に入らないといけないの?


お寺の納骨堂を希望しているものの、気になるのが檀家に入る必要があるかどうかです。
これはお寺によって違いがあります。
通常、お墓であれば檀家に入る必要がありますが、納骨堂の利用に関しては、無宗派の人でも構わないとされるお寺もあります。
一方、檀家に入らないと納骨堂の利用はできないという方針のお寺もありますので、檀家やお布施に関しても確認をしてみた方が良いでしょう、

 

念のため永代供養についても確認して決めましょう


納骨堂はお参りしてくる人がいなくなったとしてもお寺が変わって永代供養を行ってくれる点がとてもありがたいです。
永代供養に関しては、各寺院によって違いがありますので、こちらも確認するようにしてください。
骨壺ごと移動して永代供養される場合もありますし、ご遺骨のみを合祀という形で他の遺骨と一緒にして供養を行う方法もあります。
特に合祀で永代供養を行われる場合は、合祀後に遺骨を取り戻す事が出来なくなりますので、その点を承諾しなくてはいけません。
親族にも承諾をとる必要が出てきますので、確認の上、検討してください。