水子供養はいつするのが良いでしょうか?

新しく赤ちゃんを身ごもったけれど何等かの事情があり流産、中絶、死産をしてしまった場合、お子さんの成仏を願っているお父さんお母さんに向け水子供養をお寺で行っています。
水子供養はいつするのが良いのでしょうか。


●水子供養について

産まれてくる事無く亡くなってしまうお子さんもいれば、生まれて間もなく命を落としてしまったお子さんもいます。
亡くなってしまった子供の事を考えるとお父さん、お母さんの気持ちはとてもつらいものでしょう。
亡くなってしまった子供の供養を行うのが水子供養です。
供養を行う事によって、亡くなってしまったお子さんのご冥福を祈り、供養は行われます。

水子供養はどこで行われるのか

水子供養はお寺で行われています。
神社では行っていませんので、お願いしようと思っている寺院に問い合わせてみてください。
お寺の他には手元供養といってご自宅で位牌か骨壺を置いて供養する方法もあります。
供養したいと願う気持ちが大切なので、どちらを選んでも構いません。

水子供養はいつ行うのが良いのでしょうか?

水子供養について「いつまでに行った方が良いのか?」といった疑問を持つ人もいます。
水子供養については特にいつ頃しなくてはいけないという決まりはありません。
そのため、水子供養をいつやるのか決めるのはご両親次第です。
お父さん、お母さんが供養したいと思ったタイミングで供養を行います。

水子供養を早めに行う例もあります

例えばお子さんが亡くなって数日が経過してから供養をお願いするお父さん、お母さんたちもいます。
早めに赤ちゃんのご冥福を祈りたい、しっかり成仏してほしいと考え早めに供養したいという気持ちから供養を行う場合があります。

亡くなって数年経過してから供養する例もあります

お子さんが亡くなってから数年経過した時点で「やっぱり供養しておけばよかったのかな」と後悔したり考えるご両親もいます。
その時は数年経過してからでも水子供養を行う事は可能です。

晩年になってから供養を行う例も

また、ご両親が晩年になってから、「あの時亡くなってしまった子供に充分供養してあげる事が出来なかった」という気持ちから水子供養を行う例もあります。

上記のように水子供養自体をしなくてはいけないという決まりがないので、自分が供養しようと考えた時に供養するのが丁度良いタイミングなのかもしれません。

事情があって水子供養が行えないという場合も

お子さんが亡くなったご事情や状況、そして金銭的な問題によってはすぐに水子供養が出来ないという事もあるかもしれません。
そのような時は無理して供養しなくてはいけないとは考えずに「供養する気持ち」だけは持ち続けておきましょう。

・寺院に出向いてお参りをする際に亡くなったお子さんのご冥福を祈り成仏してほしいと願う。
・水子地蔵様にお参りに行って赤ちゃんのご冥福を祈る。
・ご自宅でふと亡くなった子の事を思い出した時に合掌してご冥福を祈る。

これらの出来る範囲でご冥福を祈ることは出来ると思います。
お子さんの事を思い出し、祈る気持ちがあれば水子供養の一つと捉える事が出来ます。
きっと亡くなったお子さんにもその気持ちが伝わっていくでしょう。

水子供養を行う際はお寺にご相談を

水子供養はお父さん、お母さんが供養したいと思った時で構いません。
すぐに行わなくてはいけないという事はありませんので、ある程度気持ちの整理がついてから供養を考えてみてはいかがでしょうか。
水子供養は全てのお寺で行っているわけではありませんので、まずはお問合せしてみてください。
親として子供の冥福を祈り無事、天国へ子供の魂を導いてもらう様に供養を行いましょう