安産祈願の時期や流れについて

安産祈願

大事な命を授かったとき、親が一番に望むのは健康に生まれてきてくれること。安産祈願は妊娠5ヵ月目に受ける人が多いのですが、具体的にどんな日がいいのか、またどんなものが必要なのかなど、初めてのお産であれば安産祈願のマナーについて答えられる人はあまり多くないのではないでしょうか?

そこでこの記事では、安産祈願を受ける前に知っておいたほうがいい基礎知識をご紹介します。これから安産祈願を控えている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

安産祈願のタイミング

安産祈願を受けるタイミングは、妊娠5ヵ月目に入った最初の戌の日です。

なぜ戌の日なのかというと、犬はお産が軽く、一度にたくさん産むことができるので、「犬のように安産でありますように」と願いが込められているからです。妊娠5ヵ月目に入ると安定期に入りますし、つわりも治ってくるころなので、そういった点でも丁度いいのです。

ただ、多くの人がこの日を希望するので、人気のお寺や神社は混む傾向にあります戌の日、大安、日曜日の午前中は特に混雑します。

もちろん参拝日は意識した方がいいのですが、妊婦さんの体調を一番に考えないといけないので、無理をすることだけは控えましょう。

安産祈願で必要なもの

安産祈願を受けるときは、腹帯を持って行きましょう

さらしの腹帯のことを”岩田帯(いわたおび)”と言うのですが、絶対にさらしタイプでないといけないというわけではありません。ガードルタイプやマジックテープタイプの方が装着が簡単なので、今の若い世代の妊婦さんからは人気です。

どのタイプの腹帯であっても、巻くときはきつく締めすぎないようにしてください。妊婦さんも赤ちゃんも苦しい思いをしてしまいます。また、素肌に直接巻いたほうが安定感があるのでおすすめです。

なぜ腹帯が必要なのかと言うと、妊婦さんと一緒に御祈祷を受けることができるからです。一番大事なお腹を守る役目を果たす腹帯はとても大事なもの。御祈祷を受けることで、残りの妊娠期間中のお腹を大切に守ってくれます。ちなみに場所によっては、そのお寺(神社)で購入した腹帯しか祈祷を受けられないことがあるので、ルールは事前に確認しておきましょう。

安産祈願の流れ

ここからは、一般的な安産祈願の流れをご紹介します。

①受付をする

お寺(または神社)に着いたら、受付をします。このときに御祈祷料(初穂料)も一緒に渡します。
※御祈祷料(初穂料)については後ほど記載します。

②御祈祷まで待つ

特別な要望がない限り、安産祈願は合同で行うことが多いので、人数が集まるまで待機します。

③御祈祷を受ける

人数が集まったら本堂で御祈祷が開始されます。20分〜30分程度かかります。

④授与品を受け取る

場所によっては、授与品(お守り、御札、腹帯など)がもらえます。

以上が大まかな流れです。
特別難しいことはなく、ただ指示に従えばいいだけなので、あまり気負わずリラックスして当日を迎えましょう。

安産祈願の服装

服装に関して厳しいルールは特にありませんが、基本的に男性は黒か紺のスーツ女性は落ち着いた色のワンピースが望ましいでしょう。

ただし妊娠5ヵ月目に入ると妊婦さんによってはお腹が出てくる時期なので、お腹を目立たせたくない人はゆったりめの服を選ばれることをオススメします。また、冬場は腹帯を巻いてお腹周りを冷やさないようにしましょう。

安産祈願の費用

もちろんお寺や神社によって違うのですが、相場は5,000円〜10,000円です。
なお、必要な準備物として腹帯とお伝えしましたが、腹帯はそのお寺や神社に売られていることも多いです。記念にそのお寺(神社)の腹巻を買うのも思い出になっていいかもしれません。その場合は、プラス数千円かかってきます。

お礼参りも忘れずに

無事に出産することができたら、お礼参りも忘れずにしましょう

生後すぐは外出が難しいので、ある程度落ち着いてからで問題ありません。生後30日前後にお宮参りをすると思いますが、そのときに合わせてお礼参りをするといいかもしれません。そのときは、安産祈願でもらった御札や御守りをきちんと納めること。お宮参りの際は、赤ちゃんを含め正装で行くのが好ましいので、目一杯おしゃれをしましょう。

まとめ

安産祈願は絶対にしなければいけないものではありませんが、やはりきちんとお寺や神社に行くと気持ち的に安心できます。お産は命がけなので、万全の態勢で臨めるようにできる限りのことはしておきたいですよね。後々「安産祈願に行っておけばよかった」と後悔しないように、思い立ったらすぐに予約を入れておきましょう。

 

常光円満寺

大阪にある常光円満寺は、先祖供養や厄除け祈願、安産祈願などを行っています。安産祈願で訪れる方も多くいらっしゃいます。

より多くの方を受け入れるために、休みなく毎日受け付けています。

常光円満寺の安産祈願は妊婦さんの身体に負担をかけないように完全予約制になっているので、希望される方はお早めにご連絡してみてはいかがでしょうか?

 

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